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『ある娼婦の一生』のレビュー

わずか4000字で描かれた、ある娼婦の長い一生。
投稿者: ピエロ
[投稿:2017年09月22日 17時26分]

私がいつこの物語と出会ったのか、どんな流れでこの物語に辿り着いたのかは今はもう覚えていない。
だが、初めてこの物語を読んだ時、私は主人公の辿って来た人生を追いかけるような感覚にとらわれた。

文章を読みながら頭の中で再生される『娼婦の一生』は、わずか4000字で書かれたものとは思えないほど、ぎっしりと濃縮されたものになっている。

『売られる』という理不尽さに最初に出会い、『買われる』ことに安心感を覚え、男たちが離れていく『寂しさ』を知り、いつまでも『普通』の世界にたどり着けない主人公。

そして最後に主人公を待っていた結末に、私の涙腺は崩壊した。

これ以上は書けない。私は既に二回は泣いた。
ある娼婦がどんな一生を送ったかは自分の目で確認してほしい。

ただ、この悲哀に満ちた娼婦の物語を一人でも多くの人に読んでもらいたいと願っている。

私は一生、この物語を忘れないだろう。


読みやすい作品です!
投稿者: 退会しています
[投稿:2017年07月26日 23時50分]

まず文章が読みやすいです。
そして物語のテンポもいいと思います。
主人公が娼婦ということでドキドキしながら読み進めていきましたが、あくまでも、そういう行為があったということだけが示されますのでエッチい内容が苦手な人でも大丈夫だと思います。
やはり主人公が娼婦にされてしまうという、悲しくて胸糞な始まり方ですが、最後には温かい気持ちになれると思います。

レビューを書きたくなったので書きましたが、不快でしたら申し訳ありません。消してくださって結構です。


優しい世界の、優しい人たち
投稿者: がんちゃう
[投稿:2017年07月02日 20時06分]

困窮のあまり、身売りさせられ、娼婦となった少女。従容として運命に従う彼女の上を、幾人もの男たちが通り過ぎていくが、逃亡先への用心棒として雇った男が「お前を買った」といいだしてから、彼女の運命は変わった。
あくまでたんたんとした筆致で紡がれる娼婦の一生。運命に流されるばかりに思えた彼女の人生が、本当に幸せで美しいものだったと、物語の終わりに思い知らされます。
ウルっときました。珠玉の一作です。



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